おすすめ本・技術書

【2025】TypeScriptの非同期処理でおすすめ本7選・初心者〜実践

TypeScriptで非同期処理を学びたいけれど、
どこから手をつけたらいいか迷っていませんか

とくに
async/awaitやPromiseといった概念は、
初めての方には少しハードルが高く感じられるかもしれません

本記事では
信頼できる書籍だけを厳選
してご紹介します

初心者の方はもちろん、
もう一歩ステップアップしたい方にも
役立つ内容をまとめました

これからTypeScriptを学ぶ方の
背中を押せれば幸いです

それでは、
さっそく見ていきましょう!

TypeScriptの非同期処理に関する基礎知識

非同期処理の基礎知識
  • async/awaitは必修文法
  • 型安全なエラーハンドリングが重要
  • 並列制御でパフォーマンス向上

それでは1つずつ解説します↓

基礎知識1 … async/awaitは必修文法

async(アシンク), await(アウェイト)
と発音します

非同期処理を書くために
async/awaitは欠かせません

Promiseの結果を待って、
処理を同期的に書けるようになります

例外処理や処理の流れも明確になり、
保守性が高まります。

書き方説明
Promiseのみthen() が連続しやすく、
ネストが深くなりがち
async/await同期処理のように読めて、
シンプル

よくある例
非同期処理のbefore/after

// 従来のPromiseチェーン
fetchUser()
  .then(user => fetchPosts(user.id))
  .then(posts => console.log(posts))
  .catch(error => console.error(error))

// async/awaitの場合
async function getUserPosts() {
  try {
    const user = await fetchUser()
    const posts = await fetchPosts(user.id)
    console.log(posts)
  } catch (error) {
    console.error(error)
  }
}

async / await わかりやすいですよね!

基礎知識2 … 型安全なエラーハンドリング

TypeScriptでは、
非同期関数の戻り値の型だけでなく、
エラーの型も管理できます

try/catch文で捕まえるエラーが何かを明確にすることで、
バグの予防にもなります

業務コードでは
instanceof を使ってハンドリング
を分岐するのが基本です

処理対象型定義例エラー制御のメリット
APIレスポンスApiErrorステータスコードで
条件分岐できる
通信エラーErrorネットワーク接続失敗も
対応できる
その他例外unknownログ出力や
Sentry 通知がしやすい

よくあるパターン
API例外とネットワーク例外を分ける

class ApiError extends Error {
  constructor(message: string, public statusCode: number) {
    super(message)
  }
}

async function fetchData() {
  try {
    const res = await fetch('/api/data')
    if (!res.ok) throw new ApiError('API Error', res.status)
    const json = await res.json()
    return json
  } catch (err) {
    if (err instanceof ApiError) {
      console.error('APIエラー:', err.statusCode)
    } else {
      console.error('ネットワークまたは予期せぬエラー:', err)
    }
  }
}

基礎知識3 … 並列制御でパフォーマンス向上

複数の非同期処理を順番に実行すると、全体が遅くなります

同時に処理できるものは、Promise.all
並列実行するのが基本です

ただし、
大量に処理すると負荷が集中するため、
同時数制限を設けるのが実務では重要です。

実行方法メリット注意点
順番にawait単純で追いやすい遅くなる可能性がある
Promise.all並列で高速同時リクエスト数に注意
制限つき並列実行p-limitライブラリなどメモリやAPI制限を回避できる

よくある例
並列処理の比較と制御

// 逐次実行(時間がかかる)
async function sequential() {
  const a = await fetchA()
  const b = await fetchB()
  return [a, b]
}

// 並列実行(速い)
async function parallel() {
  const [a, b] = await Promise.all([fetchA(), fetchB()])
  return [a, b]
}

TypeScriptで初心者におすすめの本4選

最初は図解とサンプルが多い本が安心です

環境構築が丁寧だとつまずきません

async/awaitを小さな例で学習することで
と定着が速いです

それでは1つずつ解説します↓

非同期初心者におすすめ本1 … ゼロからわかるTypeScript入門

ゼロからわかるTypeScript入門

現場デビューを最短で叶える一冊。

JavaScriptとの違いを意識しながら、
TypeScriptの基本文法をやさしく解説しています

変数宣言、関数、オブジェクトなどの基礎から、
型アノテーションやユニオン型も順を追って学べます

非同期処理では
async/awaitの動作を図解してます

初めてTypeScriptに触れる人でも、
順を追えば自然と手が動くようになります

おすすめポイント
演習コードがダウンロード可能。

こんな人におすすめ
・初学者
・独学で進めたい人

本についてゼロからわかるTypeScript入門
レベル基礎
おすすめな人初学者・独学者
目次環境構築/async/await/API演習

非同期初心者におすすめ本2 … 速習TypeScript 第2版

速習TypeScript 第2版

短期間でTypeScriptの全体像をつかむ構成の本

基本的な型定義から始まり、
非同期処理の流れやPromiseの使い方
をテンポよく学べます

章ごとに知識を区切ってあり、
JavaScript経験者なら読みながら即コードが書ける設計です

VS Codeの設定方法や、
トラブルを避けるためのコツも紹介されています

時間がない人や復習したい人に向いており、
学習の入り口として最適です

おすすめポイント
忙しい人でも週末で読破可能。

こんな人におすすめ
・JS経験者
・復習したい人

本について速習TypeScript 第2版
レベル基礎
おすすめな人JS経験者・学生
目次導入/Promise/ツール設定

非同期初心者におすすめ本3 … プロを目指す人のためのTypeScript入門

プロを目指す人のためのTypeScript入門

開発現場で通用するレベルのTypeScript力を
身につけられる有名な本

型推論やジェネリクス、条件付き型なども扱いながら
読みやすく丁寧に展開されています

非同期処理ではtry/catchを使った安全な書き方や、
例外クラスによる制御もカバーしています

サンプルコードには現場に近い設計思想が取り入れられており、
実務への応用がしやすいです

テストやモジュール構成の知識も得られるため、
基礎から一歩進みたい人に適しています

おすすめポイント
章末問題でスキルチェック可。

こんな人におすすめ
・新人エンジニア
・中級を目指す人

本についてプロを目指す人のためのTypeScript入門
レベル基礎~中級
おすすめな人新人・中級志望
目次型基礎/非同期応用/テスト

非同期初心者おすすめ本4 … 初めてのTypeScript ―型安全なJavaScriptでWeb開発を加速する

初めてのTypeScript ―型安全なJavaScriptでWeb開発を加速する

やさしく丁寧なステップアップ型の入門書

基本的な型の書き方から始まり、
型推論、関数定義、クラス、非同期処理の基本まで網羅的
に学べます

コード例が非常に明快で、
JSの書き方とTSでの書き方を
比較しながら理解を深められる構成です

非同期処理では、
Promiseやasync/awaitの基本的な使い方と
その型付けをしっかり学ぶことができます

JSしか書いたことがない初学者が、
現場で通用するTSコードへ移行するための
第一歩としておすすめです

おすすめポイント
JavascriptとTypescriptの違いを抑えつつ学べる

こんな人におすすめ
・Javascriptを少しでも触ったことがある人

本について初めてのTypeScript ―型安全なJavaScriptでWeb開発を加速する
レベル基礎
おすすめな人JS経験者の初学者・型安全な開発を始めたい人
目次型の基本/関数とクラス/非同期処理/型推論と移行戦略

TypeScriptの非同期の実践におすすめの本2選

現場では設計とパフォーマンスが鍵

項目別解説はリーダブルです

UI連携で非同期が活きます。

フレームワークとの統合も重視して、
最新TypeScript対応を選びましょう

それでは1つずつ解説します↓

非同期実践のおすすめ本1 … Effective TypeScript 第2版

Effective TypeScript 第2版 ―型システムの力を最大限に引き出す83項目

TypeScriptを使いこなすための83の実践本

非同期処理に関しては、
戻り値の型設計やPromiseの扱い方に重点が置かれています

設計上ありがちなミスを事前に防ぐための指針が豊富で、
現場のコードレビューにも活かせます

TS5系の最新仕様に対応しており、
新しい構文や型の活用法も取り上げられています

中級者以上のステップアップ
チーム開発の質を高めたいときに役立つ一冊です

おすすめポイント
設計レビューの指針になります

こんな人におすすめ
・中級者
・コード品質を高めたい人

本についてEffective TypeScript 第2版 ―型システムの力を最大限に引き出す83項目
レベル中級
おすすめな人中級者・設計者
目次型安全/Promise設計/並列制御

非同期実践のおすすめ本2 … TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発

TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発

ReactやNext.jsを使った圧倒的おすすめ本

ReactやNext.jsを使った
実践的なWebアプリケーション開発
を通して学べる構成です

非同期通信にはSWRやfetch APIを用い、
データ取得とUIの連動を段階的に理解できます

Next.jsの特徴であるSSRやSSGについても、
APIとの連携例を交えて丁寧に解説されています

開発フローの終盤ではVercelなどを使ったデプロイも扱い、
プロジェクトの完成まで導きます

フロントエンド開発と
TypeScriptの非同期処理を同時に身につけたい人
にとって最適な構成です

おすすめポイント
フロントとAPIを同時に理解

こんな人におすすめ
・フロント実装者
・Next.js初心者

本についてTypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発
レベル中級
おすすめな人フロント勢・学習者
目次React基礎/API連携/デプロイ

まとめ

まず基礎3冊でasync/awaitを習得して、
次に実践2冊で設計力を強化しましょう!

自分の学習段階に合わせて選びましょう