TypeScriptで非同期処理を学びたいけれど、
どこから手をつけたらいいか迷っていませんか
とくに
async/awaitやPromiseといった概念は、
初めての方には少しハードルが高く感じられるかもしれません
本記事では
信頼できる書籍だけを厳選
してご紹介します
初心者の方はもちろん、
もう一歩ステップアップしたい方にも
役立つ内容をまとめました
これからTypeScriptを学ぶ方の
背中を押せれば幸いです
それでは、
さっそく見ていきましょう!
↓
初心者におすすめの本
実践でおすすめの本
TypeScriptの非同期処理に関する基礎知識
- async/awaitは必修文法
- 型安全なエラーハンドリングが重要
- 並列制御でパフォーマンス向上
それでは1つずつ解説します↓
基礎知識1 … async/awaitは必修文法
async(アシンク), await(アウェイト)
と発音します
非同期処理を書くために
async/awaitは欠かせません
Promiseの結果を待って、
処理を同期的に書けるようになります
例外処理や処理の流れも明確になり、
保守性が高まります。
書き方 | 説明 |
---|---|
Promiseのみ | then() が連続しやすく、 ネストが深くなりがち |
async/await | 同期処理のように読めて、 シンプル |
よくある例
非同期処理のbefore/after
↓
// 従来のPromiseチェーン
fetchUser()
.then(user => fetchPosts(user.id))
.then(posts => console.log(posts))
.catch(error => console.error(error))
// async/awaitの場合
async function getUserPosts() {
try {
const user = await fetchUser()
const posts = await fetchPosts(user.id)
console.log(posts)
} catch (error) {
console.error(error)
}
}
async / await わかりやすいですよね!
基礎知識2 … 型安全なエラーハンドリング
TypeScriptでは、
非同期関数の戻り値の型だけでなく、
エラーの型も管理できます
try/catch文で捕まえるエラーが何かを明確にすることで、
バグの予防にもなります
業務コードではinstanceof
を使ってハンドリング
を分岐するのが基本です
処理対象 | 型定義例 | エラー制御のメリット |
---|---|---|
APIレスポンス | ApiError | ステータスコードで 条件分岐できる |
通信エラー | Error | ネットワーク接続失敗も 対応できる |
その他例外 | unknown | ログ出力や Sentry 通知がしやすい |
よくあるパターン
API例外とネットワーク例外を分ける
↓
class ApiError extends Error {
constructor(message: string, public statusCode: number) {
super(message)
}
}
async function fetchData() {
try {
const res = await fetch('/api/data')
if (!res.ok) throw new ApiError('API Error', res.status)
const json = await res.json()
return json
} catch (err) {
if (err instanceof ApiError) {
console.error('APIエラー:', err.statusCode)
} else {
console.error('ネットワークまたは予期せぬエラー:', err)
}
}
}
基礎知識3 … 並列制御でパフォーマンス向上
複数の非同期処理を順番に実行すると、全体が遅くなります
同時に処理できるものは、Promise.all
で並列実行するのが基本です
ただし、
大量に処理すると負荷が集中するため、
同時数制限を設けるのが実務では重要です。
実行方法 | メリット | 注意点 |
---|---|---|
順番にawait | 単純で追いやすい | 遅くなる可能性がある |
Promise.all | 並列で高速 | 同時リクエスト数に注意 |
制限つき並列実行 | p-limit ライブラリなど | メモリやAPI制限を回避できる |
よくある例
並列処理の比較と制御
↓
// 逐次実行(時間がかかる)
async function sequential() {
const a = await fetchA()
const b = await fetchB()
return [a, b]
}
// 並列実行(速い)
async function parallel() {
const [a, b] = await Promise.all([fetchA(), fetchB()])
return [a, b]
}
TypeScriptで初心者におすすめの本4選
最初は図解とサンプルが多い本が安心です
環境構築が丁寧だとつまずきません
async/awaitを小さな例で学習することで
と定着が速いです
それでは1つずつ解説します↓
非同期初心者におすすめ本1 … ゼロからわかるTypeScript入門

現場デビューを最短で叶える一冊。
JavaScriptとの違いを意識しながら、
TypeScriptの基本文法をやさしく解説しています
変数宣言、関数、オブジェクトなどの基礎から、
型アノテーションやユニオン型も順を追って学べます
非同期処理では
async/awaitの動作を図解してます
初めてTypeScriptに触れる人でも、
順を追えば自然と手が動くようになります
おすすめポイント
演習コードがダウンロード可能。
こんな人におすすめ
・初学者
・独学で進めたい人
本について | ゼロからわかるTypeScript入門 |
レベル | 基礎 |
おすすめな人 | 初学者・独学者 |
目次 | 環境構築/async/await/API演習 |
非同期初心者におすすめ本2 … 速習TypeScript 第2版

短期間でTypeScriptの全体像をつかむ構成の本
基本的な型定義から始まり、
非同期処理の流れやPromiseの使い方
をテンポよく学べます
章ごとに知識を区切ってあり、
JavaScript経験者なら読みながら即コードが書ける設計です
VS Codeの設定方法や、
トラブルを避けるためのコツも紹介されています
時間がない人や復習したい人に向いており、
学習の入り口として最適です
おすすめポイント
忙しい人でも週末で読破可能。
こんな人におすすめ
・JS経験者
・復習したい人
本について | 速習TypeScript 第2版 |
レベル | 基礎 |
おすすめな人 | JS経験者・学生 |
目次 | 導入/Promise/ツール設定 |
非同期初心者におすすめ本3 … プロを目指す人のためのTypeScript入門

開発現場で通用するレベルのTypeScript力を
身につけられる有名な本
型推論やジェネリクス、条件付き型なども扱いながら、
読みやすく丁寧に展開されています
非同期処理ではtry/catchを使った安全な書き方や、
例外クラスによる制御もカバーしています
サンプルコードには現場に近い設計思想が取り入れられており、
実務への応用がしやすいです
テストやモジュール構成の知識も得られるため、
基礎から一歩進みたい人に適しています
おすすめポイント
章末問題でスキルチェック可。
こんな人におすすめ
・新人エンジニア
・中級を目指す人
本について | プロを目指す人のためのTypeScript入門 |
レベル | 基礎~中級 |
おすすめな人 | 新人・中級志望 |
目次 | 型基礎/非同期応用/テスト |
非同期初心者おすすめ本4 … 初めてのTypeScript ―型安全なJavaScriptでWeb開発を加速する

初めてのTypeScript ―型安全なJavaScriptでWeb開発を加速する
やさしく丁寧なステップアップ型の入門書
基本的な型の書き方から始まり、
型推論、関数定義、クラス、非同期処理の基本まで網羅的
に学べます
コード例が非常に明快で、
JSの書き方とTSでの書き方を
比較しながら理解を深められる構成です
非同期処理では、
Promiseやasync/awaitの基本的な使い方と
その型付けをしっかり学ぶことができます
JSしか書いたことがない初学者が、
現場で通用するTSコードへ移行するための
第一歩としておすすめです
おすすめポイント
JavascriptとTypescriptの違いを抑えつつ学べる
こんな人におすすめ
・Javascriptを少しでも触ったことがある人
本について | 初めてのTypeScript ―型安全なJavaScriptでWeb開発を加速する |
レベル | 基礎 |
おすすめな人 | JS経験者の初学者・型安全な開発を始めたい人 |
目次 | 型の基本/関数とクラス/非同期処理/型推論と移行戦略 |
TypeScriptの非同期の実践におすすめの本2選
現場では設計とパフォーマンスが鍵
項目別解説はリーダブルです
UI連携で非同期が活きます。
フレームワークとの統合も重視して、
最新TypeScript対応を選びましょう
それでは1つずつ解説します↓
非同期実践のおすすめ本1 … Effective TypeScript 第2版

Effective TypeScript 第2版 ―型システムの力を最大限に引き出す83項目
TypeScriptを使いこなすための83の実践本
非同期処理に関しては、
戻り値の型設計やPromiseの扱い方に重点が置かれています
設計上ありがちなミスを事前に防ぐための指針が豊富で、
現場のコードレビューにも活かせます
TS5系の最新仕様に対応しており、
新しい構文や型の活用法も取り上げられています
中級者以上のステップアップや
チーム開発の質を高めたいときに役立つ一冊です
おすすめポイント
設計レビューの指針になります
こんな人におすすめ
・中級者
・コード品質を高めたい人
本について | Effective TypeScript 第2版 ―型システムの力を最大限に引き出す83項目 |
レベル | 中級 |
おすすめな人 | 中級者・設計者 |
目次 | 型安全/Promise設計/並列制御 |
非同期実践のおすすめ本2 … TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発

TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発
ReactやNext.jsを使った圧倒的おすすめ本
ReactやNext.jsを使った
実践的なWebアプリケーション開発
を通して学べる構成です
非同期通信にはSWRやfetch APIを用い、
データ取得とUIの連動を段階的に理解できます
Next.jsの特徴であるSSRやSSGについても、
APIとの連携例を交えて丁寧に解説されています
開発フローの終盤ではVercelなどを使ったデプロイも扱い、
プロジェクトの完成まで導きます
フロントエンド開発と
TypeScriptの非同期処理を同時に身につけたい人
にとって最適な構成です
おすすめポイント
フロントとAPIを同時に理解
こんな人におすすめ
・フロント実装者
・Next.js初心者
本について | TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発 |
レベル | 中級 |
おすすめな人 | フロント勢・学習者 |
目次 | React基礎/API連携/デプロイ |
まとめ
まず基礎3冊でasync/awaitを習得して、
次に実践2冊で設計力を強化しましょう!
初心者におすすめの本
実践でおすすめの本
自分の学習段階に合わせて選びましょう